【実録レポート】日本で働く外国人材が語る、日本の介護現場で得られる学びや魅力①
外国人材が日本の介護現場で働く魅力は、何だと思いますか?
そもそも、日本は少子高齢化が進み労働人口が減っているため、必要な労働力を確保するために外国人雇用を推進しています。政府が中心となって外国人の雇用を推奨している一方で、外国人材も日本で働きたいと思って、来日しているのです。
今回は実際に外国人材に聞いた内容から、インタビューをする中でみえてきたリアルな声と介護事業の運営にヒントとなる点をお伝えしたいと思います。
その理由の一つである「世界的にも高い介護技術を身に付けることができる」という点を今回はお伝えします。
介護事業者の方は是非、参考にしてみてください。
世界的にハイレベルな日本の介護技術・介護システムを体感
日本の介護技術は世界的に高く評価されています。
世界的にみても日本ほど高齢化が進行している国はありません。また、日本は少子化の問題も抱えており、人手不足の課題から先端技術の導入による生産性の向上や綿密な訓練が求められ、介護技術が非常に高いレベルにあります。
日本では介護が必要になれば、当たり前のように介護サービスを利用することができます。そして、利用者が自宅で過ごすのであれば、訪問介護やデイサービスを利用することができ、施設への入居を希望されるのであれば、有料老人ホームなどを利用することができます。
状況に合わせて介護サービスを利用することができるのは、日本の介護技術の素晴らしいところです。
IoTやロボティクスの先端技術を導入した介護ノウハウを習得
日本の介護現場では、革新的な介護ロボティクスや先端技術が積極的に導入されています。例えば、介護ロボットは、利用者の身体介助から日常生活まで多岐にわたるサポートを担っており、利用者の日常生活を支える役割を果たしています。
また、IoT(Internet of Things)やセンサー技術の進歩により、利用者の健康状態や行動パターンをリアルタイムでモニタリングし、必要なケアを迅速かつ適切に提供することが可能になりました。
これにより、予防的なアプローチや早期の問題発見が可能となり、利用者の健康管理が劇的に向上しています。
さらに、日本では高度な医療機器の普及も介護施設で普及しており、例えば、最新のリハビリテーション装置が積極的に利用されています。これらの装置は、利用者のリハビリプロセスを効果的に支援し、睡眠障害などの問題を的確に把握し対処するのに役立っています。
これらの技術の導入により、日本の介護現場は効率性と質の向上を実現しています。外国人材にとっても、先端技術に触れ、学べる機会は非常に大きな経験になっているようです。
利用者の心に寄り添う「おもてなし」「共感」スキル
日本の介護は、先ほどの最先端技術と日本の伝統・文化の融合によって特徴付けられています。この融合は、利用者への心のケアと技術を組み合わせたケアのアプローチが特徴的です。伝統的な日本の価値観や心遣いが、技術と共に進化し、介護の現場で重要な役割を果たしています。
伝統的な文化では、「おもてなし」や「共感」です。
これらの精神が介護にも取り入れられています。例えば、利用者のニーズを的確に理解し、その人に最適なケアプランを提供する際に、人間関係や思いやりを重視する姿勢が大切にされています。
これに加えて、最新技術の導入によって、利用者の健康状態をモニタリングし、効果的な医療ケアを提供することも可能になっています。
まとめ
日本の介護現場で働くことは、世界的に高い介護技術を学び成長する素晴らしい機会でもあります。日本は高齢社会の先進国として、その介護技術のレベルが国際的に高く評価されています。
そして、革新的な介護ロボティクスや最新の医療機器を通じて、世界でも通用するスキルを習得するチャンスでもあります。
日本の介護事業者は、この高い技術水準を誇りに思っても良いでしょう。
外国人材にとって、このような環境で働くことは、自己成長とともに、世界的にも尊敬される技術と価値観を身に付けることができます。
是非、介護事業者の皆さんは、外国人材が技術を身に付けることができる環境を整備してあげてください。彼らは、日本の文化にも触れたいとも思っているので、積極的なコミュニケーションの機会を設けてあげることは、外国人材にとっても介護事業者側にとっても両社プラスになるでしょう。