【実録レポート】日本で働く外国人材が語る、日本の介護現場で得られる学びや魅力②
みなさん、こんにちは!
外国人材が実際に日本の介護現場で働いてみて感じた魅力は何だと思いますか。
実際に外国人材にインタビューをする中で、見えてきたリアルな声をお届けします。
介護事業者の方は是非、参考にしてみてください。
「日本文化を学びたい」という気持ちを大事にしながら日本語に習熟できる環境
日本で働く目的に「日本が好きで、日本語を学びたい」と答える外国人材は多いです。
日本の介護現場で働く外国人材にとって、日本語の習得は重要な魅力の一つです。
特に、介護業界で働くことは日本語の上達につながっているようです。
介護現場では、施設利用者や同僚とのコミュニケーションが欠かせません。日本語を使っての日常会話はもちろんですが、業務での指示、説明、フォローアップなどが求められることから、日常業務を通じて日本語の上達を実感しているようです。
他には、「分からないところや間違ったところがあれば、日本人のスタッフや先輩が教えてくれるので、日本語の勉強ができる。」という回答もありました。
日本語を学べる仕組みやカリキュラムを整えている企業は外国人材が働く上でのポイントになっているようです。
日常生活や業務での日本語の使用は、言語能力の向上に最適です。特に介護の業務は多くの人と接する機会があるので、実際のコミュニケーションを通じて、日本語の習得につながっているようです。
日本文化が好きな人がますます日本のことを好きになる
日本を好意的に思っている外国人材は非常に多いです。
彼らに日本に対するイメージを聞いてみると、以下の回答が多くありました。
・安全で暮らしやすい
・まじめで規則正しい
・親切な人が多い
日本の治安の良さは世界一と言われているほど、日本は安全で住みやすい国というイメージがあります。外国人材の方が実際に日本で生活してみて、電車やバスなど利用する際に、日本人がルールや順番を当たり前のように守っているその姿勢をみて、非常に素晴らしいことだと感じ、ますます日本のことが好きになったとのことです。
また、最近では日本のアニメやゲームは世界的にも人気で、そこから日本の文化にも興味を持つ人が多くなり、尊敬の念を持って来日する外国人材が増えたようです。
他分野と比較して低い手数料での就労が可能
外国人材が日本で就労することの難しさにお金の問題があります。
ただ、他の分野と比べ、介護は比較的低い手数料で済むことができます。
理由として、外国人材を積極的に受けて入れているための政府の施策や制度によるものが主な原因です。人材不足が深刻化している介護分野において、外国人材の積極的な採用を後押しするための措置が取られており、政府や関連機関は、外国人材の受け入れを促進するために手数料や手続きを削減し、円滑な就労を支援しています。
「日本の介護福祉士の国家資格を取りたい」という理由も多く、制度として資格取得をサポートする後押しもあって、介護業界で働く魅力を感じている外国人材は多いです。
また、資格を取得することで、手数料が低くなるなどの特典を享受できるケースもあります。
経営基盤が整備された日本企業で就労することによる安定収入の確保
自国の家族へ仕送りが可能であることは、外国人材にとっては大切なことです。インタビューの中では、仕送りが安定的にできることは、経済的な面だけでなく、働く喜びや満足度を高める要素として、動機付けになっているようです。
発展途上国の企業だと、給料の未払いが続いてしまうケースは珍しくありません。中には企業が倒産してしまい、給料が一切支払われずに泣き寝入りをするしかないという話もあります。
日本企業は経営が安定しているところが多いため、倒産を心配せずに安心して働くことができるという点では、魅力的であると外国人材は思っているようです。
また、日本は国際送金サービスや銀行を通じて外国の家族や自国の口座に送金できる仕組みが整っています。これは、働くことで得られる給料を安心して送金できる安定感が、外国人にとっての大きな魅力になっています。
このように、日本での介護業界で働く外国人にとって、仕送りが可能であることは、経済的な面だけでなく、心理的な安心感や生活への満足度を高める重要な要素として捉えられています。
まとめ
いかがでしたか。外国人材の視点からみた際の日本の介護現場で働く魅力を知ることは、彼らの働きやすい環境づくりにつながります。
外国人材が日本の介護現場での就労に感じる魅力は多岐にわたります。
日本語力の向上や文化の理解、そして安定した労働環境などが挙げられました。日本での生活は、安全で規則正しく、まじめな文化が魅力であり、特に介護分野ではその信頼性と多くの人と関わることで日本語の上達にもつながります。
また、就労における低い手数料や仕送り可能な経済メリットも大きな魅力です。これらの要素が結集し、外国人材にとって日本の介護現場での働く価値を高め、活躍できる環境の提供を継続していくことが重要です。